今回はバイオトイレを実際に作っている様子をお伝えします。
まず前回も書いた通り、
ルールは「納島・小値賀にあるものだけで作る!」です。
ここ納島では、みんながあるもので何とかします。
その素材が何か、見た目が綺麗か可愛いか、なんて四の次です。
「あるものを工夫して必要なものを作る」
この納島精神を軸に私もバイオトイレ作りに臨みます。
今回は何でも作れちゃう、
NOUSHIMA HOUSEほとんどの改修を手掛けてくださっている助っ人の知恵をお借りしながら進めていきます。
早速バイオトイレの便器を支える台を
いつから納島にあったのか分からないパレットを使って作っていきます。
まずは便器の空いた部分に合わせてパレットをカットしていきます。
正直プラスチック素材だし、、カットの際にマイクロプラスチックを出してしまうので
木材が良かったのですが、今回はルールに忠実に進めていきました。
ちなみに「この便器は一体どこから、、?」と思われたかもしれません。
これらももちろん小値賀本土から。
島の古い家の倉庫には
本当に価値のある古い道具や着物があったり
一度も使用されていない実用的なもの(このポータブルトイレのような)が
なーーんでも出てきます。(楽しいですよ)
そして重要な微生物分解を促進してくれるスペシャルブレンドも。
籾殻は納島の脱穀倉庫から拝借。
枯葉は庭の前でかき集めて。
木屑は小値賀の大工さんから。
灰は小値賀で銭湯を営まれているofurobaさんから。
ofurobaさんにはお返しに
納島の母たちが取ったウニの殻をプレゼント!(染め物に使うそうです)
「灰のお返しに、ウニ殻をプレゼント」なんて絶対に島でしか体験できない、いい思い出になりました。
(つづく)