マボロシの落花生をつくろう!を終えて

先日のマボロシの落花生をつくろうに参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました〜!

2日間、本当に多くの方に参加頂いて感無量でございました。

小値賀在住の方が多かったのですが、

島外からや、一番遠くはスウェーデンから小値賀本土で短期滞在していた方も参加してくださり

かなり幅広い方が人口17名平均年齢76歳の納島に押し寄せてくれました。

おかげさまでとっても賑やかな納島に。

人口を増やしていくためにはこの景色が日常にあることが本当に必要なんだよなぁとしみじみ感じながら見ていました。

島民からも「活気があるのはやっぱりいいなぁ〜」と言って頂きました。

参加者の中には畑に入ったことがない方や

畑に入るのが保育園以来という方も!

「野菜は作るものではなく、買うもの」という意識から

「ああ、野菜作れるじゃん!」に少しでも変われればいいなぁと思っていましたが

大人も子供も土に触れる気持ちよさ、楽しさを十分に味わって頂けたように感じます。

そして茹でる作業がスタートしたら

どろんこになった体のまま子供達は海へ走っていきました。

私も畑しごとでドロドロになったら

作業着のまま海に突っ込んでいくルーチンがあり、

それをそのまま子供達が体験してくれていたのも嬉しかったです。

自然の気持ちよさは体感しないと分からないもの。

これだけ自然に囲まれた環境で暮らしていても

小値賀の子供達は意外と海に入らなかったり、土に触れないことが多いんです。(大人もまた然り)

「自然から離れてしまったらどうなるか。」

自然に触れずに暮らしていると、スーパーや商店で野菜を買うときに「高い」と感じるのですが

自然の中で農作業をしていると明らかに「安すぎる」ことに気がつけます。

野菜を育てて、収穫して、選別して、袋に詰めて、輸送して、店頭に並べる。

実際やってみるとこれ以外の工程もたくさん入ってくると思います。

それも今回のワークショップの中でも皆さんは体験できたかな、と。

落花生だから、というのもあるけれど

野菜を作る・野菜を売る

ことにかかる工程や労力は先に書いたとおり尋常ではないです。

参加者の方も、最後のアンケートでそう書いてくださっていた方がちらほら。

楽しい!美味しい!だけではない、

現実を見て、自然や自分を見つめ直すことができるワークショップになったんじゃないかなぁと思います。

ただやっぱり出来立ての落花生は美味しい!最高!語彙力失います!

この瞬間のために参加者の皆さんも頑張ってくれていました!

子供達も殻をわる手が止まりませんでした。

帰り、「納島で落花生作りたい!」と言ってくれた小さな子がいました。

彼や彼女たちが大きくなったときに納島がしっかり残っていますように、と心の中でこっそりお祈りしていました。

マボロシの落花生が本当に幻になりませんように。

(小値賀町は農業研修制度を行っております。興味のある方いかがでしょうか〜!)

この記事を書いた人

ぐちゃん

出身地:大阪府富田林市
好きな食べ物:なんでもよく食べますが、納島に移住してからは「つきたてのお餅」の虜です。

マイブームは草刈りと焚き火です!