今年も落花生農家さんのご協力により落花生を作っています。
工程を振り返りながら、
納島落花生がどのようにして作られているのか、みなさんにお伝えしていきます。
まず、落花生の種を畑に蒔くために、まず取りかかるのが鳥害対策。
特にカラスはピーナッツが大好物で、土の中にある種でも見事に掘り返して食べてしまいます。どうしてわかるのか不思議ですが、本当に油断なりません、、
そこでまず、畑のまわりにポールを立て、そこにネットを張り巡らせていきます。
この作業が、思いのほか難しい、、!
ラップの芯のようなものに大きなボビンのようなものを3つ取り付け、それをポールに沿って張っていくのですが、風の強い納島では、途中で糸が絡まったり、よじれたりしてなかなかうまくいきません。

コツをつかむまでにかなり時間がかかりましたが、農家さんは根気よく、何度も付き合ってくださいました。
「失敗してよか!自分の力で慣れんば!何回でもやり直せばよか!」
その言葉に救われながら、何度もやり直し、最後は走りながらでもスムーズに張れるように。
「うまい!うまい!」と褒めてもらえて、ご機嫌でネット張りを終えることができました。
そして次は、いよいよ納豆ぼかしの出番です。
この間つくった発酵肥料を、畑に撒いていきます。ぼかし肥料は、納豆菌や米ぬかなど、自然由来の材料を混ぜ合わせた「土のごはん」のようなもの。

栄養の少ない土に、じっくりと菌の力を届けていくことで、持続的な土づくりを目指しています。
さて、これがちゃんと効いてくれるのかどうか。農家さんと一緒に、期待と少しの不安を抱えながら、畑の土を眺めています。
(つづく)