今年も納島で落花生を作っています。
でも、今年は「ただ作って、食べて終わり」じゃない。
もちろん、納島落花生の美味しさをみなさんに知ってもらうために、ワークショップを開いたり、商品としてお届けしたりもしています。
だけどそれに加えて、今年は「担い手につなげていくための年」としても、落花生に取り組んでいます。
今、絶賛、小値賀島のお店をまわって打ち合わせをしたり、アドバイスをいただいたり、そのアドバイスをもとにお金の計算をしたり、パッケージを考えたり…。
特に「お店に卸す」っていうのが初めての経験で、それがとっても楽しい。
毎回「なるほど〜!普通に考えたらそらそうだ!」みたいなことばかり。
そんな初心者にも、呆れずに一生懸命教えてくださるお店の方たちには、本当に感謝しかありません。
でも、お店の立地や客層によって、求められるものが違うから、どこまで対応できるのか。
そもそも私たちは、どこをメインに届けたいのか。何を伝えたいのか。
そもそもの部分に向き合わなきゃいけない場面が、何度もやってきます。
そうやって悩んだり、何度も計算をやり直したりしていると、
「あぁ…これ、世界中の小さな作り手さんたちがやってるんだよなあ…」と、身にしみてありがたさを感じます。
特に最近は、漬物とか、昔からある加工品のようなものほど、小規模で続けていくのが難しくなるような国の制度変更も増えていて、
「いやいや、もっと感謝して続けられるようにしなきゃ、あなたたちがよく言う“日本の文化”が本当に消えてしまうんですが?」と、心から思ってしまいます。