「日本で最も美しい村」
とされる、小値賀町の1つ人口約20人の小さな島。
五島列島の北端に浮かぶ小値賀(おぢか)島。
小値賀町は17の島々で構成されており、そのなかのひとつが、納島です。
南側には、亜熱帯地域でしか見ることができない天然記念物・アコウの巨樹の姿を見ることができます。
南東側にある小高い山(標高63.9m)と平坦な台地が広がる納島は、開けた絶景を見ることができます。
また、磯場が多く、釣り客からも人気のある小さな島です。
歴史
History
納島は、2つの火山島が繋がってできたと言われています。
島内の遺跡からは、旧石器時代の石器が出土し、北側の海底からは、元寇で元軍が使用した碇石が発見されました。かつては、流刑の地とされていた時代もあり、この島へ送られてきた人もいたそう。島での暮らしを支えてきたのは、裸麦やサツマイモなどの農業と、漁業です。
昭和38年に町営船「さいかい」が就航するまでは、船を持つ島民が小値賀島と納島を繋ぎ、定期船や郵便配達の役割を担っていました。納島では島民同士が支え合い、古から世代を渡って引き継がれてきた、確かなものが残っています。
特産品
Food
かんころもち
かんころとは、五島列島の方言。
薄くスライスしたサツマイモを、天日と寒風で干したものという意味。
水で戻したかんころとお餅を蒸し、砂糖を加えて作られる「かんころ餅」は、五島を代表する特産品で、秋から冬にかけて作られます。
ピーナッツ
火山灰からできた地層・赤土のおかげで、でんぷん質を多く含んでいます。
秋の日差しと北風によって乾燥した落花生は、自然のエネルギーによって甘みが多く、ピーナッツにしっかり味がついています。
アスパラガス
甘みが強く、水々しいのが特徴。
納島ではいろんなものを使いすぎないシンプルな農法なため、アスパラそのものの味を引き出しています。
納島開発プロジェクト
Noushima Project
2020年10月
五島列島小値賀島から船で5分の小さな島、納島で「納島開発プロジェクト」がスタートしました。
このプロジェクトは、空き家の再活用を通して、観光休憩所や短期ワーケーション、研修宿泊等の事業として活用しながら、交流人口、移住人口を段階的に増やしたいという想いが込められています。
納島の魅力や名前を発信し、寄り合うきっかけの場所として古民家改装を行いました。
この家を中心に、島民の人だけでなく島外の人に関わっていただくことで、都会と地域を繋ぐ役割も果たしています。
また、農業や漁業を通して納島の活性化への取り組みも行なっております。
「昔から受け継がれる技術・知恵」と「新たな技術・知識」を融合することで、新たな島のあり方を目指しています。
働きながらより良い体験となるように展開していきたいと考えています。
株式会社百代(地域おこし協力隊 納島)
ロゴマーク
Logo
納島の波の強さと、象徴的な日の出を合わせたロゴになっています。