5月になったら納島島民がそわそわし始めます。
なぜなら!
「磯」の解禁日だから。
この磯は、磯場にあるウニや鮑や磯場にある海の幸を自由に採ってもよい日のこと。
(漁協にて参加料金を払い、参加者限定タオルをもらったらok!)
私も磯の存在は知っていましたが、
5月の海に入るにはまだ寒い時期に
ほぼ腰まで浸かりながら何時間も磯場で格闘するのか、、
買わせてもらおうかな、、
と他力本願なことを考えていたのですが、
島のお父さんたちに「なんば言いよっとか!島に来たなら参加せねば!!!」と
かなり強く背中を押され、
玄人のお母さんの背中を見ながらチャレンジすることになりました。
そして当日の朝、
めっっっっちゃ寒い。
最近ぽかぽかした陽気が続いてたのに
この日に限ってびゅうびゅう風が吹いて
おまけに雨もぱらついている、、
もう、、やめておこうかな、、と逃げ腰になるやいなや
「今から行くよー!」とやる気満々なお母さんからお電話を頂き
観念して籠と鍵を持って
いざ参加者タオルを握りしめ磯場へ一緒に向かいます。
まず、「え?ここ通るの?ここ降りるの?」というかなり急勾配な足場を降りるところから
磯の試練が始まります。
しっかり大きな孫が2人いるお母さん。
私がビビって地面に這いつくばりながらひいひい進む中、
さっさっさーと慣れた足取りで草木が生い茂り、足場の悪い場所を進んでいきます。
(つづく)