10月には毎年恒例の大祭というお祭りがあります。
五穀豊穣、大量祈願、この島で暮らすみんなが平和に健康に暮らしていけますようにとお祈りをする日です。
とはいえ納島はこの類のお祭りを昔々から年中やっております。
それだけ五穀豊穣、大漁祈願、安全祈願が切実だったということが伝わりますね。
さすが第一次産業のみがある島。(私たちを除いて)
ただこの大祭、他の祭りと違うところがあります。
大きなしめ縄作りがあります。
私にとってはこのしめ縄作りがメイン。
島のみんなや
島外からの若い人を呼んで
みんなでわいわい、2本の大きなしめ縄を作っていきます。
これを読んでくれている方は
しめ縄を作ったことありますか?
都会で暮らしている人はまあ無い経験かと思います。
私も納島で暮らすまで体験したことありませんでした。
まずしめ縄ように取っておいた稲藁をみんなで持ち寄り
手作り感満載の木の棍棒みたいなもので
稲藁を柔らかくするためにくまなく叩きます。
叩かなすぎても上手くしならず縄に馴染まないし、
叩きすぎるとボサボサになって縄が不細工に、、
ちょうどいい塩梅を
先輩であるお父さんたちが叩いた稲藁を
触りながら「あともうちょっと」と具合を見ていきます。
(つづく)