うみかぜにとばす  #2

前回の続きです。

ある日、ひとり反省会を3日間ほど行ってから本土に仕事で行く予定がありました。

とても救われたのは
ばったり会った参加してなかった友人から

「みんなめちゃ楽しかったって言ってたよー!すごいねー!おつかれー!」と声をかけてくれたり

参加してくれたお母さんから「初めて納島に来島できてよかったです!」と丁寧なメッセージを頂いたり
何より、参加してくれた女の子の1人が「東京藝大に入学する目標ができた!」ということを知りました。


そもそも私が今回のイベントを藝大生とやろうとなった理由は島ではなかなか学べないことや出逢えない人たちとの交流をどっぷり体験して欲しかったから。
島だからこそ体験できることはもちろん沢山あります。

小値賀は何より自然との距離がものすごく近い。

海に囲まれた島だからこそ、癒されたり、楽しんだり、

時に怖い思いをしたり、海洋プラスチックの深刻な問題も生活の中で直面せざるを得ません。

自然の中で実体験を持つ。これは人間として本当に大事なことだと思います。


ただ、一方で私も物足りなくなるのが音楽、アート、演劇など人間が目に見えるものや見えないものからインスピレーションを受けて創造される世界です。
都会に行くとありがたいくらいにその世界と触れ合える場が用意されているのですが、

島だとなかなかアクセスできません、、

ただ小値賀の中にクリエイティブなことに興味がある子ども達を沢山知っています。


今回は(完全に私個人の裏テーマですが)島でも芸術と仲良くできるし、

ここからその道を目指すことだって出来るんだよーという事を感じて欲しかったんです。

お節介かもしれませんが、、


「島だからこれが出来ない」と感じる子がいるなら

「島だって出来るよー!なんなら島だからこそ出来ることもあるかもよー?」と何かしらのきっかけづくりをしたかったのです。


今回この私の個人裏テーマを叶えてくれたのは

東京藝大の生徒さん、参加者の皆さん、

そして何より全力サポートしてくれた納島島民のお陰です。


今後も懲りずに色んな活動を納島で行っていきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します!

(おしまい)

この記事を書いた人

ぐちゃん

出身地:大阪府富田林市
好きな食べ物:なんでもよく食べますが、納島に移住してからは「つきたてのお餅」の虜です。

マイブームは草刈りと焚き火です!