みなさん、こんにちは。
今回は「わたしの納島」はお休みして、
ハッピーバレンタインズデイに開催した
珈琲焙煎preワークショップの模様と
その感想をご紹介しようと思います。
まずはなぜ納島地域おこし協力隊の私が珈琲焙煎に取り組み、
ワークショップを開催するまでに至ったのか、その経緯からご紹介。
ここからは私個人の想いを書きます。
納島に来る前から、
納島に今まで無かった文化を通じて、若い世代の方達に親しんでもらうきっかけとして
「珈琲焙煎にチャレンジしない?」というお声掛けがありました。
その時の私の正直な気持ちは様々で
「コーヒーが好きだから楽しそう!」
「けど専門性の高い分野だから、生半可な気持ちで取り組んだらえらいダサいことになる、、」
「環境問題にも深く関わっている珈琲産業だから、トレーサビリティとかちゃんとしないとだけど、私にちゃんと見極められるだろうか、、」
という入り乱れ具合。
ですが、幸い私にはとても信頼できる焙煎士のお知り合いがおり、
その方にサポートをお願いしながら、
ちゃんとどこの生豆か、ちゃんと悩んで選びながら
丁寧に取り組んでいけば、きっと良いものが生まれるかもしれない。と思い直し、
チャレンジすることとなりました。
WS開催自体は、いつも忙しなく働き続ける納島や小値賀の大人たちに、
ホッ一息ついて、ゆっくりと自分の時間を楽しんで、自分を労って欲しいという想いや、
今は何の目処も立っていないのですが、
小値賀の中高生たちに「この離島でも、こんなおしゃれだったりかっこいいことにチャレンジしてる不思議な大人がいるんだ!自分もここで何かやってみたい!」と気づいてもらうための
不思議な大人枠で自分が存在していたいな〜という希望的観測もあります。
さて、話はワークショップに戻り、、
場所は、納島の落花生農家のお母さんがいつも焙煎作業を行なっている
こじんまりとした趣ある倉庫をお借りして。
「焙煎」というキーワードがリンクしていることに
なんだかストーリー性を感じて、個人的に嬉しかったポイントです。
私の珈琲焙煎の先生である、
京都iwashi coffee焙煎士の真下さんにはzoomを繋ぎ、
特別講師としてご参加頂きました。(すごい時代ですよねぇ)
真下さんの柔らかくも、長年の経験があってこその説得力や深みのあるアドバイスで
参加者の焙煎に対する興味の熱量がグッと上がったのを感じました。
参加者は小値賀本土に住む私の友人たちをお招きしました。
参加者の珈琲に対する想いが様々なのも、楽しかったポイントでした。
ある人は「コーヒーを淹れる過程が、ritual(儀式)的で楽しくて毎朝ドリップしている」と言い、
ある人は「コーヒーの成分自体はあまり得意ではないけど、穀物を焙煎するということが昔から親しみがあり、今回参加して学びたいと思った。」と言い、
ある人は「美味しい焙煎珈琲が大好き!自国(ハンガリー)ではカフェ文化が盛んで、今回参加できてとても嬉しい!」と言い、
ある人は「コーヒーは苦手意識があるけど、今回新たな発見ができたら嬉しい」と、
一人ひとり全く違う、コーヒーとの関係性や想いを話してくれました。
それぞれ珈琲に対しての想いがバラバラなみんなが
自分たちでチャレンジした焙煎と、ハンドドリップで味わう出来立ての味を体験してどう変化するのか、、
次回に続きます。