NOUSHIMA HOUSEに到着するやいなや
青いキャンバスをじっと観察するふたり。
このキャンバスの青は感光剤というものを数日前に
五十嵐さんが塗って置いておいたものです。
感光剤はシルクスクリーンやサイアノタイプ(日光写真)に用いられる液体です。
紫外線に反応して色が濃くなったり、反対に淡くなったり。
この下地のお陰で作品づくりを観察するのがより面白かったです。
理由は後ほど!
まず納島周遊がてら、島に自生している植物や海ごみを収集してきたおふたり。
今回はその収集物を画材やモチーフとして使い、作品を作る模様。
初めのふたりのルールは
ひとり一回ずつ、交互に絵を描いていく。
これもすごく観察していて面白かったです。
片方が描いた絵に
もう片方が影響されて絵を描き、それを繰り返していく。
ふたりとも言葉を介在させないコミュニケーションをずっと撮り続けていました。
なのでそれぞれ違う形を描いているのに
なんとも言えない良いバランスで作品作りが進んでいきます。
(つづく)